笹子トンネル事故:中日本高速元社長ら8人書類送検

毎日新聞

2012年12月、9人が死亡した山梨県大月市の中央自動車道笹子(ささご)トンネルの天井板崩落事故で、山梨県警は30日、管理会社の「中日本高速道路」と保守点検を行っていた子会社「中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京」の当時の両社長ら8人を業務上過失致死傷容疑で甲府地検に書類送検した。

県警は事故原因について、老朽化したボルトが脱落してつり金具が外れ、コンクリート製の天井板などが連鎖して崩落したと断定。00年の検査でボルトの一部に脱落や緩み、腐食が確認されており、遅くとも事故2カ月前に詳細な点検や検査を実施すべきだったと判断した。送検を受け、同地検が起訴の可否を判断する。

送検されたのは、いずれも当時の中日本高速の金子剛一社長と吉川良一専務、中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京の岩田久志社長と風間匡副社長の役員4人と、両社の保守点検の担当者ら4人。

8人は12年9~10月、特殊なハンマーを使って不具合を調べる打音検査などを怠り、コンクリート製の天井板を支えていたトンネル最上部のアンカーボルトの緩みを見逃して、約2カ月後の同年12月2日に発生した天井板約340枚の崩落事故を招いたとされる。

トンネルは1977年に完成。換気のため天井板を取り付けて空間を設けていた。天井板は最上部からボルトで固定したつり金具で引っ張る構造だった。

中日本高速側は社内のマニュアルで、打音検査や、触診や機器を活用した詳細点検を5~10年に1回程度行うと定めていた。しかし、最上部のボルトの詳しい点検は00年が最後で、崩落2カ月前の点検でも目視確認にとどまっていた。【滝川大貴、井川諒太郎】

そもそも重量物であるPC版を20年以上経過したホールアンカーで支えていること自体が異常であり、これを機に私は極力高速道路を使用することは控えている。ほぼ役所と変わらない無責任なNEXCOの体質が浮き彫りになった事件である。

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